一般の皆様へ

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一般の皆様へ

  •  特定非営利活動法人・日本臨床口腔病理学会は、安心、安全な歯科医療を実践するために不可欠な口腔病変の病理診断を実践している口腔病理医の活動支援を通じて、歯科医療に貢献しています。また、歯科医学の中で病理学・口腔病理学を担当し、卒前・卒後の教育とともに歯学研究の推進にも寄与しています。
  •  通常、口腔病理医は患者様の前に立つ機会は少なく、主に顕微鏡標本を対象に病理検査を行い、病理診断を主治医や患者様に伝えています。病理診断は病変の治療方針に直結する重要な医療行為の一部であり、保険診療項目としても医科と歯科に共通する独立した病理検査の項目が設けられています。
  •  口腔がんなどの生命予後に関わる重篤な疾患では、病理検査は診断のための生検、手術中に行われる術中迅速診断、また、術後には摘出標本の検査など、治療の各段階で病理診断が実践されています。通常の歯科疾患でも、病理検査により臨床的には知り得なかった多くの知見を細胞レベルで知ることが出来、その後の歯科医療の実践に資する有用な知見が得られます。また、不幸にして病気で亡くなられた際にも、病理解剖(剖検)により死因、病変の広がり、治療の効果などを検査し、生前には知り得なかった多くの知見を最終診断である剖検診断として主治医やご遺族にお返しします。これらの知見は今後、より良い医療を実践するための人類共通の知的財産として蓄積され、また、新たな病変の発見や病変の理解を深める契機にもなっています。
  •  最近では、口腔がんの早期発見と早期治療につながる口腔がん検診が各自治体や歯科医師会などで行われ、さらに、細胞診によるスクリーニング検査も行われるようになっています。この早期診断に必要な口腔粘膜前癌病変の診断基準の策定にも学会として取り組んでいます。
  •  この様な口腔病理医の活動を支える学会として、今後とも、専門的な活動とともに一般の方への情報提供を行ってゆく所存です。特定非営利活動法人・日本臨床口腔病理学会へ皆様からのご理解とご支援を賜ることが出来れば幸甚です。
 

一般歯科の皆様へ

  •  日本臨床口腔病理学会は、安心、安全な歯科医療を実践するために不可欠な口腔病変の病理診断を実践している口腔病理医の活動支援を通じて、歯科医療に貢献しています。
  •  歯科疾患等に関する病理診断については、各地域の学会会員にご相談下さい(リーフレット裏面を参照下さい)。
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